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2015/07/11 (Sat)

こだわり

人と言うのは見た目に対してのこだわりが強い生き物だ。
こと子供がらみに関して親は特に強いのではなかろうか。

○○が出来て凄い!

てっとり早く知らせる方法として、
先に上げた「見た目」が一目瞭然かと思う。

極真空手に関しては言うのなら、

「帯の色」「名前刺繍」「一撃道着」

の3つが上げられる。

どう思われているかは解らないけど、
うちは見た目のこだわりよりも本質を重要視する。
だから、子供たちの実力や向き合う姿勢に値しないと、
こちらが判断したものに関しては与えない事にしている。

帯の色について。

帯の色に関しては、
師範と指導員にお任せしているので親はノータッチ。
でも昇級のタイミングに関しては保護者判断となり、
うちは常識と良識で審査を受審するか判断している。

中には、
「技術が伴っていないのに、稽古数いたずらに稼ぎ、
帯色を求めた末に保留(不合格)を貰い、文句を言う」保護者が。
あまりにもひどい時期があり稽古○回の規定撤廃となった。

帯の刺繍について。

帯の色が濃いものだとマジックで名前を書いても、
書いている文字が不鮮明になりがち。
緑帯以上になるとほぼ刺繍をいれるご家庭が増える。

緑帯を締めると言うのはそれ相応の実力があるから、
それはそれで良いと思う。

子供たちが緑帯になった時に「刺繍!刺繍!」と騒がれたけど、
そのままマジックで名前を書いてスルー。
そして茶帯に突入。今は何も言わなくなった子供たち。

昇段まではまだしばらく時間がかかるけど、
次の黒帯授与では名前が刺繍されているから、
「是非とも自力で刺繍を勝ち取って欲しい」
と親は思っている。

一撃道着について。

支部により一撃道着の規定に規定があるようです。

在籍支部では上級者緑帯(4級)以上でないと着る事が出来ない。
だから道場生の殆どは緑帯に上がったタイミングで、
一撃道着に買い替えるケースが多い。

師範が一撃道着に対しての規定を決めている事に対して、
それだけ一撃道着に袖を通すと言うのは、
責任の課せられる重い事であると認識している。
誇らしい事でもあるけれど、同時に恐れ多くて軽々と踏み切れるものでない。

我が家にとってはそんな位置付けだ。

だから白帯だけど一撃道着(親が着せている?)の強者を、
試合会場などで目にすると、とても私はビックリする。
でもこれは価値観の違い、だからそう言うのもありだ。

子供たちが極真会館に入門して道着を3回買い替えた。
理由は道着の傷みではなく体が成長したからだ。

娘は2度目の道着が予想外の早さでつんつるてんになり、
緑帯線(3級)時、一撃道着に袖を通すようになった。

最初は親にやらされている感プンプンだったけれど、
空手と向き合う姿勢と意味を理解し、
自らの意志で稽古するようになった。

なので一撃道着は良し!と思っている。

息子は「こだわり」がない。

息子の年齢で同じ帯&試合の実績がある子たちは、
どの試合会場でも「刺繍」「一撃道着」だ。
支部内の支部長指定メンバーのクラスに参加しても同じ。

道着に関しては予想外の早さで姉が着られなくなった、
お古の道着の姉の名前部分に「白の当て布」をして、
その上に自分の名前を書いている。

国際親善試合も普通の道着で当て布つき。

体も成長しつつあり、
いつまでこの道着が着られるか解らない、
次に道着を買う時は一撃道着を買うからと息子に話すと、

「僕は黒帯になるまで一撃道着は着ない!」

と宣言。・・・おそらくそうなると思う。

何処にこだわりの焦点を当てるのか?
見栄なのか?体裁なのか?自己満足なのか?

己の信念。
そこにしっかりこだわりを持つ。
それが胆。

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